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2010年10月9日(日)
第三日目 北アルプス 内蔵助平からハシゴ谷乗越を経て、仙人小屋、仙人温泉、仙人ダムへ

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AM5時起床
相変わらず寒い、テント内の結露が激しくシュラフの外側表面がずぶ濡れになってしまう。
しかし、昨日の朝(雷鳥沢)に比べれば、未だマシ・・!
何しろ雷鳥沢の標高2.400mに比べて、ここ内蔵助平の標高は1.750mほどなので寒さの桁が違う。
雷鳥沢では、テント内の結露そのものが凍っていたのだ。

テントを出て、朝の用足しを行う。
谷合なので、夜が明けだしても薄暗いが、今日も晴天に恵まれて実に清々しい朝だ。

相棒がバーナーを取り出して、お湯を沸かし朝食を済まし、若干辛い面もあるがびしょ濡れのテントを撤収。
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ハシゴ谷の夜明け
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ハシゴ谷の紅葉
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リンドウ
AM7時出発
ハシゴ谷の朝は、清々しい。
本来ならば、この日はウキウキしながら「下の廊下」へと意気込んでいるはずだが、完全に崩落により通行不可なのでしょうがない。
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ハシゴ谷
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分岐標識
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ハシゴ谷の紅葉

内蔵助平の1750mから乗越上部へは2100mなので、標高350mほど乗りあがる。
比較的紅葉が楽しめて、良いルートだと感じた。
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ハシゴ谷の紅葉
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大タテガビン
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白馬の遠望

乗越上部になると、遠望に白馬の山々が山頂に真っ白な雪を頂いて、非常に美しい。
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ハシゴ部
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剱岳
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剱岳

ハシゴ谷乗越の最上部に差し掛かると、剱岳を望むことが出来る。
剱小屋(室堂側)から見る表剱に対して、この剱は、通称「裏剱」と呼ばれる。登山道足元は、名前の通り「ハシゴ」の連続だ。
木製のハシゴで、しかも朽ち果てた物も多いので注意が必要だ。

剱沢までの合流部は標高1700mほどなので、約400mの差なのが、ハシゴを含めたかなりの急こう配なので、足元を取られやすい。
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南股付近
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丸太橋
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南股付近

剱沢へ下ると、直ぐに「二股・真砂山荘分岐標識」があるので、二股へ向かう。

本来なら日本三大雪渓の一つである剱沢にはこの辺も雪渓があるはずだが、今回は全くなかった。
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吊り橋
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綺麗な紅葉
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ヘツリ部

この日は、水量が少ない為に、ヘツリ部も何ら問題なく通行できた。
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三ノ窓雪渓
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三ノ窓雪渓と剱岳
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三ノ窓雪渓と剱岳

二股より、仙人小屋まで一気に900mの尾根を登りあがる。

途中の三ノ窓雪渓と剱岳が素晴らしい景観を見せてくれた。
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紅葉
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白馬遠望
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三ノ窓雪渓と剱岳

紅葉と剱岳のコラボは、この上ない幸せ。

天気も最高で、辛い急坂も楽しい・・!
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針ノ木岳
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白馬
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剱岳

約2時間かけて仙人小屋までの急坂を登りつめる。

向かいの白馬も素晴らしい眺めだ。
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仙人池と剱岳
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仙人小屋
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仙人小屋遠望

PM1:20仙人小屋到着
小屋前は、休日とあって沢山の人でにぎわっていた。

有名な仙人池に移る剱岳も撮影

小屋前にて約30分の休憩をする。
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仙人谷
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仙人谷の崩壊部
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分岐標識

次の目的地の仙人温泉へ向かう。
仙人谷は、かなりの崩壊部が残る。
先に行くアベックが及び腰にて通行していく。
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仙人温泉
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仙人谷
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トリカブト

仙人谷は、若干のガレ場が残る。

PM3:43分
仙人温泉へ到着
本来なら、この辺で宿泊だが、もうちょっと足を延ばすことにする。
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阿曾原への標識
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源泉
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仙人温泉

数年前までは、仙人谷から仙人ダム・阿曾原まで下りで行けたのだが、ルート崩壊により、雲切新道を行くことになったようだ。
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標識
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雲切新道
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雲切新道頂上の標識

雲切新道は、 仙人温泉小屋の標高1550mから逆に1620mまで登りあがり、更に仙人ダムの標高700mまで一気に下りきる難路だ。

ゆっくりしていると陽が暮れるので、急ぎ足で行く。
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仙人ダム内部

急いで、可能ならば阿曾原までとは思ったのだが、雲切新道を下りる途中で、ついに陽が暮れる。ヘッドランプを灯しながらロープで懸垂下降を繰り返す。
久しぶりのヘッドランプでの山道で、悪路ともなると流石に怖いし、辛い・・!

疲れもあるのか、姿勢を低くすると少々頭痛がする様だ。
最低でも仙人ダムにてテント泊を急がなければいけない。

真っ暗の中、PM7:30分 やっと仙人ダムのテントを張れるスペースを見つけた。
屋外の通路だが、緊急と言うことでお許し願いたい(^_^;)

速攻でテントを設営して、夕食もそこそこにしてシュラフに潜り込む。
第四日目 北アルプス 仙人ダムから阿曾原温泉を経て水平歩道