AM5時起床 前日の約13時間からなる超健脚コースから体が疲れきっていると思いきや、意外と足取りが軽い・・! 8日・9日とテントを設営する場所の標高が段々と低くなっているせいか、シュラフの中に入るのではなく、広げて上から掛けるだけでぐっすりと眠れた。 テント内の露も僅か! 山中は、本日が最後とのこともあり、テントを速攻で収納して元気よく歩き出す。 途中で、野生の日本猿が通路を飛び回っていた。 |
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先ずは、仙人ダムから阿曾原温泉小屋まで向かうのだが、 いきなり100mほど登りあがる急坂が待っていた。 |
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仙人ダムから約50分で阿曾原温泉へ到着 これが噂の名湯だ。 |
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阿曾原温泉の名湯に惜別して、今回の目玉の一つと言っても良い「水平歩道」へと向かう。 この「水平歩道」は、道自体はよく整備されているが、川面から数百mの高さの絶壁上で、ひとたび転落すれば生命にも関わることから、実際に転落事故がしばしば発生している。 このため、登山道としては上級コースに区分される。 |
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「水平歩道」を通行中に数人の人とすれ違い、又途中で見かけたが、最低でもヘルメットは必須と思われる。 私は、念のためにスワミベルト(簡易型の安全ベルト)+ナスカン付シュリンゲ100cmを腰に装着して望むことにした。 |
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ウィキペディアによる「水平歩道」の解説は以下をクリックして参照 ここ トンネルの中は、真っ暗でしかもあっちこっちに岩が突出しているので、頭を打ったら大変なことになる。 やはり、ヘルメットは必須だ。 |
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足元は数百メートルほどの絶壁 |
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下ばかりを見ていると、危ない。 上や壁側には、鋭角に伸びた岩が飛び出ている。 |
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「水平歩道」を歩き始めて約1時間半、向かって右側の黒部川の反対側に 日本屈指の大岩壁である「奥鐘山の西壁」が見えてきた。 せめて近くで触ってみたいものだ。 |
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水平歩道の歩行時間は昼食などの時間を含めて4時間超を要する。 最後の鉄塔より一気に下ると登山最終地点の欅平駅がやっと見えた。 |
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PM2:30分 やっと欅平駅へ到着する。 ここは、今までの登山道とは全く違う世界で観光客ばかりだ。 駅のロッカーにザックなどの大型荷物を押し込んで、最低荷物を持ち、予約していた祖母谷温泉へ向かう。 途中の人喰岩などの周辺でも観光客の山 |
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欅平駅から祖母谷温泉まで、約40分。 先ずは、源泉の様子を見に行き隙あらば入浴を試みるが、あまりの熱さで退散。 祖母谷温泉の山小屋にて、ゆっくりと疲れを癒すことにした。 テントを担いでの長時間の登山終了です。 明日は、トロッコ電車にて宇奈月へ向かい。列車で立山駅に到着し、車で帰宅する予定だ。 |
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第五日目 北アルプス 祖母谷温泉から欅平よりトロッコ電車へ |