根子岳は、一説によれば、阿蘇の歴史よりも古い地質で形成されていると言われています。ルートは、東西南北にあり、それぞれ非常に魅力ある特異な山です。
2007.9.4 場所:阿蘇根子岳東峰
大戸尾根登山口出発AM9:30→避難小屋AM9:36→食事→梯子場AM10:45→前原合流点AM11:30
東峰AM11:40(休憩その他)→PM1:45登山口到着


地図

 今回は、友人より阿蘇の貴重な花である「ツクシマツモト」が咲いているとの情報を経て、根子岳へ登る事にした。

登山口手前より

 ルートは、大戸尾根から東峰まで・・。 愛車ランクルの修理が直ったこともあり、快調に阿蘇方面へ飛ばす。いつもなら、俵山トンネルを通過するところだが、玉にはと思い。57号線を立野へ向かう。
 順調に高森町の下色見より、大戸尾根登山口へ入る。
空は青いが、根子岳山頂は雲が掛かっていた。


登山口のルート看板


登山道入り口

 農業小屋の裏が登山道入り口になる。
その前に数台の駐車スペースにランクルを駐車して、準備万端、歩き出す。

 


杉林の奥が入り口です。


避難小屋
登山届けあり


牛が登山道を横切る
のどかな風景

 コンクリート道を牛の糞を避けながら5、6分歩くと右手に登山届けと避難小屋がある。その右脇を抜けて、草原を上がった先が入り口だ。

清栄山方面

はしご場

 

 杉林の中は、急坂で滑りやすく、特に下りは注意が必要だ。この時点では、清栄山方面も青空が見えて、非常に清々しい雰囲気を醸し出す。

 通常は、40分もあれば、一旦下り、「はしご場」に突き当たるだろう。


ツクシマツモト No.2

ツクシマツモトNo.1

イヨフロウ

 

 はしご場より、更に45分ほど急坂を登ると、前原牧場からのルートと交わる。
 合流点には、すわりの良い大岩があるので、それが目印だ。

合流点の際に、お目当ての「ツクシマツモト」が多数咲いていた 。


ツクシマツモト No.4

ツクシマツモト No.3


 パット見たところ、同じナデシコ科の「フシグロセンノウ」かと思ったが、明らかに花の形や枚数も多いので、見分ける事が出来るだろう。私は始めてみた。
 青い茎と対照的で、鮮やかな朱色なので非常に目立つ花だ。参考web

 分岐店より上にも多数「ツクシマツモト」は咲いていた。
比較的萎れたものも多数あったので、もう4、5日早ければ、もっと状態の良い花が多数あったと思われる。


クサフジ

ツクシマツモト5

ツクシマツモト6

 

 ツクシマツモトのほかにも「クサフジ」が今が旬とでも言おうか。青々とした葉っぱに絡むように多数咲き誇っていた。
 更に、「イヨフロウ」も多数あり、根子岳は草花が豊富との印象がある。


天狗岩をバックにした
オミナエシの花

東峰からの天狗岩
 

山頂に到着した際には、完全にガスが掛かっていたが、暫くするとガスが消え、天狗が見えてきた。
 盛んにシャッターを切っていると、又天狗にガスが掛かってくる。
 東峰はそよ風が吹いて、非常に気持ちよいこともあり、ゆっくりしていると、雨がポツポツ降り出す。
 私は、大事なカメラを防水のザックに入れて、上だけ薄手の合羽を着込んで、急坂を下る事にした。
 しかし、その内に雨脚が強くなり、完全なスコールのような強い雨に襲われてしまう。
 下りの約一時間半というもの、強い雨にあおられっぱなし、上だけの合羽は何故か雨が全体的に内部に染み込み、ズボンもパンツまでびっしょりになってしまう。更に、避難小屋手前のところで、鼻血が止まらず、踏んだり蹴ったり。
 やっとこさ愛車ランクルまで、駆け足でたどり着くも見るも無残なカッコになってしまった。
 まあ、大事なカメラが全く濡れなかった点がせめてもの救いか(~_~;)

 帰りに久木野温泉で汗を流した頃には、気分もすっかり晴れて熊本へ帰る・・!

 
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使用カメラは、NIKON D100
RAWで保存し、Nikon Capture4.3にて画像処理しています。
三脚「EL Carmagne443U」を使用

使用レンズに関して、風景は「TAMRON SP AF 17-50mm F/2.8 XR Di II LD Aspherical [IF]」を使用
花の撮影には、全て「AF Micro Nikkor 60mm F2.8」を使用
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