このルートは多少長時間の歩きになりますが、非常に見晴らしが良く祖母周辺を味わうには最適な周回ルートです。単独でも充分可能ですが、北谷から黒岳などのルートが解りづらいので注意が必要でしょう。
2007.9.4 場所:北谷→黒岳→親父岳→障子岳→烏帽子岩→ミヤマ公園→天狗岩→ウラ谷岩鼻→祖母山→風穴→北谷
北谷登山口出発AM7:40→黒岳AM9:27→親父岳AM9:59→障子岳AM10:27(昼食)→烏帽子岩AM11:15→ミヤマ公園AM11:23→天狗岩AM11:38(休憩)→ウラ谷岩鼻PM12:15→祖母山頂PM1:00(休憩)→風穴ルート→北谷登山口到着PM2:52


北谷から黒岳までは、非常に非常に解りにくくルートを外れると一部危険な箇所もあります。
今回の私が歩いた様子を「Yahoo!フォト」に纏めましたので、ご参照いただければと思います。ここ をクリック!


地図

 今回は、10月30日に登る「黒金→祖母」の下見を兼ねて、「北谷→黒岳→親父岳→障子岳→祖母山→北谷」の周回ルートを歩く事にした。
このルートは、前回2002年に歩いているルートだ。
若干、北谷→黒岳へのルートに対して記憶が薄く不安だ。
 比較的長時間の歩きなので、装備も余分なものを持参せず、出来るだけ軽量を図った。
その他、水はいつもなら2リットルほど持参するが、今回は途中の給水も考えて1.5リットルに抑える。


AM 5:57展望所より俵山トンネル


AM 5:57展望所より阿蘇五岳の
夜明け前の様子

 AM5:10熊本市を出発。
途中のコンビにで朝食と昼食を買い込み。熊本空港手前より右折、俵山トンネルより阿蘇へ入る。

 早朝だけに、若干道路にはガスが掛かっているが、天気はまずますだ。

 道は、国道265号線バイパスより高森トンネルを抜けて、直ぐに左折して国道325号線に入る。
早朝の雰囲気を満喫しながら、高千穂方面へ真っ直ぐ進む。
右への高千穂の分岐より真っ直ぐ、三秀台(五ヶ所高原)方面へ向かい。小学校より右折する。
 道は若干細くなるが、祖母登山口への案内板は多数あるので安心だ。
 
  ※途中の解りにくい曲がり角はここを参照!


北谷登山口

 AM7:15分、予定どおりに北谷登山口へ到着する。
登山口では、横浜から来られたというご夫婦が居られた。
 早速、車中にてコンビにで調達した弁当を食べる。


  続いて、靴下、登山靴、ザックと準備万端。
AM7:40分、僅かだが引き返すところに今回の黒岳への登山口へ向かう。
しかし、15分ほど森の中に入った所で、昼食の弁当を車中に忘れていることに気が付くが、引き返すのも時間の無駄なので、あらかじめザックの中に入っていたカロリーメイトを宛がうことにした。

途中の水場

このような谷を延々と登る
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北谷から黒岳へのルートは悪路であり、解りづらいところが多数あるので、Yahoo!フォトに今回歩いたところを掲載しています。ここをご参照下さい。
===========================================  登山口より暫く、林の中を歩くと、川を渡らなければいけない。そこから、再度林の中を10分ほど歩くと、再び谷とであう。今回合計三度谷を横切る。
 登山口より30分ほどのところより、いよいよ苔むした枯れ谷を登っていくことになる。比較的左側に踏み後が付いており、そこを登っていくことにした。

 しかし、結果として途中で、赤いテープを見失い、ルートを外れてしまう。
黒岳の縦走路への方向は、間違っておらず微かに上方に見えている。
水分で濡れている急坂のガレ場を強引に登っていく、おそらく正規ルートは左側だろうと思われる。
 黒岳頂上と思われるところまで、上りきったが足場は完全に崩れており、真新しい泥の箇所を慎重に上り詰めた。思ったとおり、黒岳の頂上へ上り詰めたところだった。


黒岳から下るロープ場

黒岳頂上より祖母山

 黒岳頂上より、無事な事を知らせるためもあり、友人にメール送信。
 実は、ひやひやだった事もあり、やっと黒岳へ上り詰めたので、安堵感がだったのだ。^_^;

 これより、親父岳へのルートは、若干のアップダウンやロープ場はあるものの比較的ルートも整備を施されており、歩きやすい。

 縦走路に出た事もあり、早足で親父岳へ向かう。

 途中の祖母山が大変綺麗だ。

 


米軍機墜落の記念碑

親父岳
AM9:59分、順調に親父岳へ到着する。
 
親父岳へは若干のなだらかな登りはあるが、黒岳から、約30分ほどで親父岳へ到着した。
  親父岳は、あまり見るところもないので、休まずに障子岳へと歩を進めることにした。
約7分ほど歩いたところで、「米軍機墜落記念碑」がある。

障子岳

障子岳より祖母山

障子岳より黒岳方面

 

 

 


AM10:27分、障子岳へ到着。
障子岳は360度展望が開けており、青空がマッチして非常に素晴らしい景色が広がっていた。
ちょっと速いが、昼食のカロリーメイトを食べて休憩を取る。


烏帽子岩

障子岳下山途中の祖母山
 

 障子岳にて、休憩をとった後に縦走路から少し離れて、烏帽子岩へ寄ってみる。
烏帽子岩頂上の木々は、ほかのところより紅葉したものが多い。


ミヤマ公園

ミヤマ公園頂上
 再び縦走路へ戻り、ミヤマ公園へ向かう。
AM11:23分、ミヤマ公園へ到着。
登ってみると、実際にはミヤマキリシマは少なく、展望の良い広場といった感じか!
 正面に祖母山がどっしりと座り、遮るものが無いので、そよ風が非常に気持ち良い。

天狗岩手前の様子

天狗岩の様子

天狗岩からの大崩方面

 

 

 

 
  AM11:38分、再び縦走路から離れて、天狗岩に到着する。

天狗岩からの祖母山






  前回2002年の際には、天狗岩には寄らなかった記憶があるので、今回は初めてだ。 天狗岩頂上は、狭い岩場で、大変細い岩場を通らなければいけない。
  高所恐怖症の方は無理なので、慎重に渡ろう。
 天狗岩周辺にて、20分ほど時間を掛けてじっくり写真を撮影する。
 その他の天狗岩からの写真、No.1No.2No.3No.4


黒金尾根への下りルート

ウラ谷岩鼻
 天狗岩にて、遊んだ後にウラ谷岩鼻方面に向かう。この辺は、適度なアップダウンがあり、非常に爽快だ。
 ウラ谷岩鼻の途中には、簡単な岩部もあるが、なんなくクリアー。これを越えると、いよいよ祖母が間近に迫ってくるはずだ。

もみじが綺麗だ。

やっと祖母山が間近に!


 祖母山が間近になると、急坂が待っていた。
歩きやすくはあるが、ここまで飛ばしてきたツケもあり、結構きつい^_^;

 急坂は蛇行しながら延々と続く。
15分ほどで一気に上り詰めると、すこし平坦なルートになり、そのうちに祖母山山頂の岩望が目の前に迫ってくる。

 やっと、ここまで来たという、安堵感!

 途中のもみじが大変綺麗だ。


祖母直下の最初の梯子

祖母直下の二番目の梯子

梯子過ぎのロープ場
 祖母直下のアルミ梯子が続く。
 距離的には、そんなにないはずなので、一気に上り詰めることにする。
  幸運にも、先を行く方は、いないようだ。そういえば前回、かなり先行者のために手間取った記憶がある。

祖母山頂への最後の岩場

祖母山頂


 祖母山最後の岩場を慎重にクリアーして、
PM1:00ジャストに山頂到着。

 どういうわけか、祖母山頂は、携帯電話(au)の電波状況が非常に悪い。
友人への連絡メールが出来ない。
何度か、メールを試みうちにバッテリー切れが発生してしまう。(~_~;)

 山頂では、団体さんで大変賑わっていた。
私は、本来シャイなもので、どうも団体さんは苦手だ。
早々に退散しよう。

 10分ほど写真撮影のために休憩をして、風穴に下ることにした。


祖母からの大障子方面

祖母からの障子岳方面

祖母からの大崩山方面
 
 祖母山からの360度の大展望の様子。

風穴ルートの梯子

風穴ルートのロープ場

風穴へ下る途中の紅葉



 風穴へのルートは、久しぶりだ。
 途中、「こんなところがあったかいな。」とも思われる箇所が・・。

 それに真新しいアルミ梯子が数箇所。


風穴

風穴過ぎの様子


 PM2:14分、風穴に遭遇。
この風穴への際もルートが随分変わっている。

 それにあっちこっちに「高千穂山の会」の表札がある。
たしかに、ロープやアルミ梯子にて、本来行き来が難しい箇所を抜けやすくしてある。
 春に「親父岳→三尖」周回コースを歩いた際にも「高千穂山の会」の方がチェーンソーを篭に背負ってルートを整備されていた。
 これで、冬季の岩が凍りつく季節でも比較的安全に下る事が出来るだろう。

 色々仰る方も居るかもしれないが、私としては歓迎であり、ご苦労様と言いたい。


風穴ルートからもう直ぐ北谷登山口

北谷登山口近くの風穴コース入口

風穴ルート途中の谷
 風穴ルートの後半には、谷を下るルートが待ち構える。
 以前は、この谷を延々と下っていたが、どうやら谷も水量により深くえぐられており、簡単には歩く事が出来ないらしく、側に聳える山の回避ルートが出来ている。
 これにより、安全に通れるようだが、かなり遠くなり、時間もかかる気がする。

 そうこうするうちに無事に北谷登山口近くの風穴コース入り口へたどり着く。
ここより、5、6分ほど道路を歩いたところが北谷登山口になる。

北谷登山口には、常時水が流し続けてある流し台があり、登山靴を洗うための洗車ブラシと歯ブラシが設置してあった。
これで、家に帰ってからの作業である一つを減らせることが出来る。感謝・・(^o^)/

帰りには、お決まりの「久木野温泉 木の香湯」にて体をほぐし、帰宅する。

 
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使用カメラは、NIKON D100
RAWで保存し、Nikon Capture4.3にて画像処理しています。
三脚「EL Carmagne443U」を使用

使用レンズに関して、「TAMRON SP AF 17-50mm F/2.8 XR Di II LD Aspherical [IF]」を使用
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