このルートは、日本百名山の祖母山を最高に満喫できる健脚向きのルートです。数ヶ月前から山仲間と計画を練っていましたが、今回やっと達成できました。ご一緒していただきました方に心からお礼を申します。
2007.10.30 場所:尾平登山口→黒金尾根→天狗岩→祖母山→三浦章氏(腰掛岩)へ献花→宮原→尾平登山口

尾平(テント泊)→尾平登山口出発AM6:45→天狗水場AM9:56→縦走路分岐AM10:27→天狗岩AM10:35(休憩・軽食)→祖母山PM12:40(休憩)→祖母九合目小屋PM1:10(腰掛岩へ)→PM14:10→宮原分岐PM14:20→尾平登山口到着PM16:42


このページは「尾平登山口より黒金尾根を経て縦走路まで」を掲載してしています。
続きの「天狗岩より祖母山を経て尾平までの様子」こちらをご覧下さい。
「三浦章」氏への献花の様子はこちらをご覧下さい。


地図

 今回は、数ヶ月前からの約束であった祖母黒金尾根から祖母山へと行く事にした。

阿蘇神社にて水汲み

前夜のPM3:15熊本を出発する。
途中の大津町にて山友さんと待ち合わせて、阿蘇一の宮町の阿蘇神社で水汲み。
竹田市にて食料をしこたま買い込んで、 登山口の尾平へ車で向かう。
約3時間近く掛かって、ようやく登山口へ到着する。
 その後、「祖母山麓尾平青少年旅行村ほしこが」にて持参した食材にて簡単な雑煮を食べて、そのままテント泊。


AM 6:45尾平登山口出発


登山口より約3分のトイレ

 AM5時起床
設営したテントを片付けて、それぞれの分担により、朝食の用意。昨夜の雑煮にうどん等を入れて朝食を済まし、車の中に荷物を詰め込み、尾平登山口へ一旦下る。
 AM6:45、ゆっくり歩き出す。
歩き出して約3分で新装のトイレがある。
中は、かなり綺麗だ。

奥岳川のつり橋

尾平鉱山跡
 トイレを過ぎると、尾平鉱山跡を左に見ながら歩くことになる。
 本来なら、正面に祖母の主稜線を見ながらのロケーションになるのだが、生憎のガスにより、その姿が見えずじまい。
 自然林の中を暫く歩くと、奥岳川が近くなり、最初は左岸を歩いていく。

奥岳川の清流

奥岳川の美しい遊歩道

 綺麗に整備された遊歩道は、天井が緑に覆われており、実に快適。
更に、奥岳川の清流はエメラルドグリーンに光輝き、大変綺麗だ。


つり橋を渡る

黒金・川上渓谷分岐
 

奥岳川の左岸より右岸に渡り、更に暫く歩くと、つり橋があるので、渡る。

数人乗れば、軋む音がするが心配ない程度のものだ。
このつり橋の周辺より、段々と深い森の中に入っていく感じがある。

歩き始めて、約33分のところで、つり橋を渡る。
更に、4分後に「黒金・川上渓谷の分岐」を通過する。


つり橋を渡る

つり橋周辺

つり橋の周辺の紅葉

 

 

 

 

 登山口を歩き初めて52分、二つ目のつり橋を渡る。

つり橋の上からの紅葉も決して濃い色のものでは無いが、見事だ。
遊歩道も整備されており、非常に歩きやすい感じ。


黒金尾根の急坂

奥岳川を慎重に渡る
 

 このへんより、いよいよ急坂が続く黒金尾根が迫ってくる。

 このままでは滑って登れないのだが、しっかりした木の根に足を乗せて登れば、比較的楽に登れるようだ。

 急坂には間違いがないので、慎重に登る事が必要だ。
しかし、この黒金尾根を下りに使用するには、用心したおいたほうが良いだろう。


やっと祖母主稜線が見えた

標高900mの標識

  約1時間5分でやっと祖母主稜線が間地かに見えてきた。

このあたりの標高は900mとの標識。

「モミ」や「栂」、「赤松」などの巨木が立ち並ぶ


紅葉1

大障子岩の稜線

標高1200m標識

登山口を歩き始めて、約2時間を掛けて標高1200m標識付近に到着する。

このあたりの紅葉が一番見事だ。

真っ赤に紅葉した楓の向こう側に「大障子岩」の稜線が垣間見える。


紅葉2

紅葉3

 同じく、標高1200m標識の付近の紅葉。

相変わらず黒金尾根の急坂は続くが、標高を上げるにつれて、更に鮮やかさを増す。

 真っ赤に紅葉した「山漆」が非常に印象的。
この「山漆」には、肌が弱い人は絶対に触れないことだ。触れたら最後、全身に湿疹が出来て大変なことになる。
何故そんなことが解るのかって、それは私がそうだからだ。
何を隠そう、以前、二週間ほど苦しんだ経験がある。(~_~;)

この標高ぐらいが今の時期としては、一番ピークなのだろう。


天狗の水場

天狗の岩屋


 約3時間かけて、やっと天狗の水場に到着する。
水を汲むためには、2・3メートル寄り道をするが、大したことはない。
水も、汲みやすいようにホースを添えてあるので、新鮮な水を簡単に汲むことが可能。

 この天狗の水は、枯れる事はないそうだ。

 天狗の水場より、5・6分ほど登ると、天狗の岩屋がある。
この場所は、緊急の避難場としては最適だろう。
しかし、大岩が被さっているので、私観的には若干怖いような気もするのだがね・・!


縦走路間近のガレ場


標高1500m標識

 天狗の岩屋から、5分ほど登ると、スズダケが登山道を囲み、そこを書き分けて更に登ると、苔むしたガレ場がある。
大変滑るので、用心しないといけない。

 この辺まで来ると、天狗岩の側面の真横を登っている感じで、上のほうに縦走路が見え隠れする。

 又、この辺は、既に紅葉は終わりかけているようで、若干落ち葉が目立ってきたようだ。

 ここまで来ると、縦走路はもう直ぐだ。


黒金尾根の銃走路分岐地点

縦走路からの様子

 3時間40分かけて、やっと黒金尾根より縦走路へ上がる。
ここより、障子岩方面へ少し引き返して、お目当ての天狗岩での展望を楽しむ。

続きの天狗岩からは、ここをクリックしてご覧下さい。

 
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使用カメラは、NIKON D100
RAWで保存し、Nikon Capture4.3にて画像処理しています。
三脚「EL Carmagne443U」を使用

使用レンズに関して、「TAMRON SP AF 17-50mm F/2.8 XR Di II LD Aspherical [IF]」を使用
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