尾平登山口より縦走路へ上がり、天狗岩へ寄り道した後、再び縦走路へ戻り、祖母頂上へ上がる。 その後、九合目小屋へ寄ると献花が入り口へ置いてあったので、管理人の「K」氏にお伺いすると、本日が「三浦章」氏の一周忌にあたるとの事で、事故の現場である「腰掛岩」近くまで、ご一緒させていただく光栄にめぐり合う。 以下の写真は、霞の影響もあり、実際にかなり薄暗い雰囲気だったので、少し「腰掛岩」が見づらい面もあるが、あえて、実際の色に近い写真の状態にて掲載しましたので、ご了承いただきたい。 |
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「三浦章」氏がお亡くなりになった「腰掛岩」へは、九合目小屋正面より東へいきなり下る。 ご案内いただいた「K」氏には失礼かとは思うが、正直、ルートとは言えず、僅かな踏み後がある程度で、最初から完全な藪コギの状態だ。 勿論、標識があるわけではなく、単に尾根筋を強引に突き進む状態だ。 今回は、「K」氏に先導していただいたが、祖母周辺の山々を隅々まで知り尽くされた引率者がいないと、大変危険だと思うので、軽率な行動は慎みたいものだ! |
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スズダケの中を強引に突き進み、右に左へと樹木に捕まりながら急坂を滑るようにして下っていくと、向かって右側に切り立った崖が見えてくる。 更に九合目小屋から約10分(かなり急いだ状態)ほど下ると、右側に岩による段々畑のような形を縁取った場所が見えてくる。 その三段目あたりが、お亡くなりになった場所だと「K」氏に教わる。 距離は僅かだが、霞がかかって幻想的な雰囲気を醸し出している。 |
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「K」氏が仰るには、もう一週間ほど早ければ、もっと紅葉が綺麗だったとの事。 「腰掛岩」の反対側の尾根の紅葉も立ち枯れた木々もマッチして、素晴らしい景観だ。 紅葉の時期を少々逸している事を差し引いたとしても、ちょっと、こんなところは無いだろう。 私達は、ちょっとした見晴らしの良いスペースにて足を止める。 |
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「K」氏の周辺のご説明は続く・・! 私の山友さんも、いつもの調子で機関銃のように質問にて攻め立てる。^_^; 更に「K」氏が仰るには、実際に「腰掛岩」へ行くためには、この尾根を一番下まで下りきった後に、腰掛岩の下段に達するとの事。 正直、この道なき急坂の尾根を下るのは私達では、無理だろう。 |
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一通り「K」氏のご説明をいただき、献花を行った後、しばし黙祷・・! その後、速攻で九合目小屋まで戻り、「K」氏へお礼を言う。 「K」氏曰く、 正直なところ、お亡くなりになった「三浦章」氏とは面識もないが、今回、ご縁により「K」氏の貴重なお話も頂き、不思議なご縁も感じいった次第だ。 九合目小屋から尾平登山口へ帰る間にも山友さんと相談したが、この10月30日を記念として、来年も是非集まろうと誓い合う。 |
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