このページは、九合目小屋の管理人「K」氏の案内による三浦章氏(腰掛岩)への献花の様子を掲載しています。
2007.10.30 場所:尾平登山口→黒金尾根→天狗岩→祖母山→三浦章氏(腰掛岩)へ献花→宮原→尾平登山口

尾平(テント泊)→尾平登山口出発AM6:45→天狗水場AM9:56→縦走路分岐AM10:27→天狗岩AM10:35(休憩・軽食)→祖母山PM12:40(休憩)→祖母九合目小屋PM1:10(腰掛岩へ)→PM14:10→宮原分岐PM14:20→尾平登山口到着PM16:42


このページは「K氏のご案内による三浦章氏への献花の場面」を掲載してしています。
「出発点の尾平登山口より黒金尾根を経て縦走路までの様子」は、こちらをクリックしてください。
「天狗岩より祖母・馬ノ背・宮原を経て尾平登山口へ帰る様子」は、こちらをクリックしてください。
  尾平登山口より縦走路へ上がり、天狗岩へ寄り道した後、再び縦走路へ戻り、祖母頂上へ上がる。
その後、九合目小屋へ寄ると献花が入り口へ置いてあったので、管理人の「K」氏にお伺いすると、本日が「三浦章」氏の一周忌にあたるとの事で、事故の現場である「腰掛岩」近くまで、ご一緒させていただく光栄にめぐり合う。

 以下の写真は、霞の影響もあり、実際にかなり薄暗い雰囲気だったので、少し「腰掛岩」が見づらい面もあるが、あえて、実際の色に近い写真の状態にて掲載しましたので、ご了承いただきたい。


腰掛岩へ降りる際の紅葉bP


腰掛岩に降りる際の紅葉bQ

 「三浦章」氏がお亡くなりになった「腰掛岩」へは、九合目小屋正面より東へいきなり下る。
馬ノ背へのルートより更に右の位置に当たる。

 ご案内いただいた「K」氏には失礼かとは思うが、正直、ルートとは言えず、僅かな踏み後がある程度で、最初から完全な藪コギの状態だ。

 勿論、標識があるわけではなく、単に尾根筋を強引に突き進む状態だ。
途中に、一箇所だけ樹木へ赤テープが張ってあった様な記憶もあるが、定かではない。

 今回は、「K」氏に先導していただいたが、祖母周辺の山々を隅々まで知り尽くされた引率者がいないと、大変危険だと思うので、軽率な行動は慎みたいものだ!


腰掛岩bP

腰掛岩に降りる際の紅葉bR

 スズダケの中を強引に突き進み、右に左へと樹木に捕まりながら急坂を滑るようにして下っていくと、向かって右側に切り立った崖が見えてくる。

 更に九合目小屋から約10分(かなり急いだ状態)ほど下ると、右側に岩による段々畑のような形を縁取った場所が見えてくる。
これが、腰掛岩の様だ。

 その三段目あたりが、お亡くなりになった場所だと「K」氏に教わる。 距離は僅かだが、霞がかかって幻想的な雰囲気を醸し出している。


腰掛岩bQ

腰掛岩の反対側の紅葉bP

 「K」氏が仰るには、もう一週間ほど早ければ、もっと紅葉が綺麗だったとの事。
それにしても、周辺は全てが深く切れ込んでおり、素晴らしい紅葉の谷だ。

 「腰掛岩」の反対側の尾根の紅葉も立ち枯れた木々もマッチして、素晴らしい景観だ。

 紅葉の時期を少々逸している事を差し引いたとしても、ちょっと、こんなところは無いだろう。

 私達は、ちょっとした見晴らしの良いスペースにて足を止める。


腰掛岩の反対側の紅葉bR

腰掛岩の反対側の紅葉bQ

 「K」氏の周辺のご説明は続く・・!

私の山友さんも、いつもの調子で機関銃のように質問にて攻め立てる。^_^;
それに対して、私は黙々と深山の写真を撮りつづける。^_^;2

更に「K」氏が仰るには、実際に「腰掛岩」へ行くためには、この尾根を一番下まで下りきった後に、腰掛岩の下段に達するとの事。

 正直、この道なき急坂の尾根を下るのは私達では、無理だろう。


腰掛岩bR

献花場所付近の紅葉

献花場所付近の紅葉

腰掛岩付近の紅葉

腰掛岩bS
 

 一通り「K」氏のご説明をいただき、献花を行った後、しばし黙祷・・!

 その後、速攻で九合目小屋まで戻り、「K」氏へお礼を言う。

 「K」氏曰く、
「来年も10月30日PM1時ごろより、献花を行うのでよろしくお願いします。」
と満面の笑顔で仰る。

 正直なところ、お亡くなりになった「三浦章」氏とは面識もないが、今回、ご縁により「K」氏の貴重なお話も頂き、不思議なご縁も感じいった次第だ。

 九合目小屋から尾平登山口へ帰る間にも山友さんと相談したが、この10月30日を記念として、来年も是非集まろうと誓い合う。

 
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使用カメラは、NIKON D100
RAWで保存し、Nikon Capture4.3にて画像処理しています。
三脚「EL Carmagne443U」を使用

使用レンズに関して、「TAMRON SP AF 17-50mm F/2.8 XR Di II LD Aspherical [IF]」を使用
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