行き先は行勝山(むかばき山)だ。 以前から、日本の滝百選にも選ばれている名滝が存在しており、クライミングも可能な名山だと知ってはいたが、何せ延岡市近郊に位置しており、あまりにも遠方なので行く機会がなかったものだ。 今回は、sanyuさんに道案内全てをお願いして行くことにした。 まずは、大津町のrockさんをお誘いして、国道57号線を阿蘇方面に向かう。 しかし、阿蘇の立野近辺と思われる大渋滞で前をふさがれるが、俵山トンネルへと迂回することにした。 |
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俵山トンネルを抜けると、阿蘇五岳が素晴らしかった。 早速、展望所にて撮影を試みる。 これより、高森峠を越えて、高千穂を目指す。 高森峠より高千穂を抜けたところから、これ以上ない程の青空が見えだしてくる。 路肩にも残雪ひとつ無く、熊本県から比べると全く別世界だ。 |
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熊本市を車で走り続けること約4時間。 やっと、行勝山が見えてくる。 その名の由来は、その昔、武士が乗馬の際に用いた袴の全面を覆った毛皮製の「行縢(むかばき)」に似ていることからきていると言われているようだ。 標高は831m。2つのピークを持ち、延岡側から見て左の峰が「雄岳(おだけ)」右の峰が「雌岳めだけ)」で、通常は眺めが良い雄岳へ登る。 |
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神社の参道を歩くと鳥居があり、右に獅子岩を見ながら、右が登山道になる。 |
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歩き出す際は、一応防寒着を着ていたが、20分ほどで汗が噴き出し、ジャケットをザックに収納して春の陽気に誘われながら、心地よい歩きを楽しむ。 途中の木橋からは、日本百選の行勝の滝の上部が見える。 木橋の周りは、80メートルほどはあろうかと思われる絶壁が並ぶ。 ここでのクライミングは快適だろうな(^。^) |
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水量は、比較的少ないが高さ77m、幅30mは見る物を圧倒する。 今回は、残念ながら水量が少なかったが、多い際には瀑布となり、それは素晴らしいらしい。 |
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行勝の滝から約1時間超で雄岳山頂に到達する。 sanyuさんがおっしゃる通り、絶景だ。 先ず目に付く風景は、延岡港近郊の海。 青空も見え、風景も澄み切って遠望も可能だ。 |
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北西の方向には、大崩山から傾山まで見える。 傾山までは、かなり離れているのだが、「祖母・傾国定公園」を指定する際に、あえて行勝山を入れたらしい・・! 登山口もしっかりしており、トイレも整備され、登山道も太古からの行勝神社を奉る関係上、石の階段にて良く整備されている。 これなら、登山靴ではなく通常の運動靴でも登ることが可能だと思われる。 頂上までが厳しいのならば、名滝の「行勝の滝」までなら比較的初めての方でも安心だろう。 |
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行勝神社も避けたようにお参りもしなかったのが若干、気が引けるが、そこはお愛嬌・・! 熊本への帰りは、宮崎のぽかぽか陽気に誘われての眠気をさけて、恒例の温泉を阿蘇周辺で済ますことにするが、高森峠へ差し掛かる手前では吹雪に遭遇。 あんなに宮崎がぽかぽかだった事を考えると、改めて全く別世界を実感する。 |
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