九州では、数少ない日本百名山であります由布岳を紹介しています。豊後富士の異名を持ち、東峰と西峰からなる双耳峰で、典型的なトロイデ型火山です。
2007.8.21 場所:由布岳
AM7:20由布岳正面登山口 PM13:35由布岳正面登山口到着

 AM4:20熊本の自宅を出発。(未だ眠い(^_^;))
ミルクロードにて若干ガスが見受けられたが、順調にくじゅう方面に車を飛ばす。
途中の三愛レストハウスにて、 トイレ休憩をして、いざ由布岳へ向けて走こととする。


周辺地図


狭霧台からの由布岳(※1)


狭霧台での様子(※1)

 

順調に由布方面へ入る。
最後のトレイ休憩所の狭霧台(さぎりだい)にて休憩タイム。

 そよ風にて非常に気持ちよい。
由布岳の山頂付近は、ガスが掛かっているが、周りの展望もまずますだ。
展望台では、数組の家族連れで賑わう。

 


正面登山口すぎからの由布岳
(※1)


由布岳正面登山口(※1)


  AM7:05分、由布岳正面登山口へ到着。
 既に数台の車両が止まっており、歩き出す準備をされている方も居られた。
 早速、歩く準備をして、AM7:20分由布岳への歩き出す。
私は、約1年と2ヶ月ぶりの由布岳だが、相変わらず緑が目に眩しい。

最初の柵(※1)

ルート地図(※1)
  由布岳正面登山口を出発して、最初のゲートを越える。入って直ぐ右手にベンチが数台並べてあり、その奥が鶴見岳からの東側ルートに交わる登山道だ。
  最初間違って由布岳マタエへのルートに入ってしまうが、直ぐに間違いに気づき、ベンチ奥のルートへと修正をする。

東峰への分岐(※1)

日向岳への分岐(※1)

  最初の柵から歩いて約1時間、日向岳への分岐に交わる。日向岳へは行かず、これより約1分(直ぐ近く)ほどで東峰へのルートに行きつく。
 ここまでは、標高1050m程の比較的なだらかなルートだったが、この東峰への分岐より、段々と急坂が待ち構える。

最初難所
アルミ梯子が設置してある (※1)

二番目の難所
比較的頑丈なロープが渡してある (※1)


 上記東峰への分岐より、ジグザグな急坂を登ると、約1時間で、最初の難所が待ち構える。
 ロープとアルミ梯子が設置してあるが、周りの石が不安定なので、気をつけなければいけないだろう。

 更に、15分ほど登ると、二番目の難所になる。
ここは、大岩を乗り越える形で、太いロープも設置してある。


東峰下の難所の大岩
(※1)

途中から見えるくじゅう方面
(※1)

 難所をいくつかロープや三支点確保にて登っていくと、突然視界が広がり、くじゅう方面を見ることが出来る。
 段々日差しも強くなり、日陰を見つけて、ちょっと早い昼食をとる。
 東峰下の最大の難所ももう直ぐだ。


最大の難所を見上げる
(※1)


上から最大の難所を見る
(※1)



  難所にはかなり太めのステンレス製の鎖が渡してあり、慎重につかまりながら登れば、差し支えないが、ガスがかかっていたり、重荷を背負っている場合には難儀するだろう。

 両脇に聳える岩も比較的もろい。


お鉢周り縦走路近くに来て
やっと、東峰が見えてくる(※1)


鶴見岳の全豪を見る(※1)

 最大の難所を越えると、やっ東峰が見えてくる。
鶴見岳も全貌を現す。
 お鉢周りの縦走路も間近だ。
 日差しは、かなり強いが、そよ風が吹いて実に気持ちよい。


イヨフウロ(※2)

コオニユリ(※2)

 

 縦走路には、「イヨフロウ」や「コオニユリ」などの草花が沢山咲いていた。
 他にもサイヨウシャジン、シモツケソウ、カワラナデシコ、ホタルブクロ、オミナエシなども多数咲いていた。


青空に映える東峰(※1)


縦走路からみた西峰(※1)

 縦走路へ上がった頃から青空が見えてくる。
日差しは強いが、そよ風もあり非常に気持ちよい。


東峰下からの西峰(※1)


マタエからの様子(※1)

 

 東峰にて暫く休憩をした後に、マタエへの急坂を下る。
 この下るルートは、石が丸いのが多いので、足を取られる。
  慎重に下る。
それにしても、この縦走路は日陰が全く無い。
私の昨年5月に来ているが、そのときは熱射病で倒れる寸前だった記憶が残っている。


カワラナデシコ(※1)


マタエからの西峰(※1)


 マタエにて少々話し込んだ後、山友yasuさんのお勧めでもある飯盛ヶ城へヒゴダイを見に行く予定があったので、急いで通常の正面からのルートを下ることにする。


下る途中から見る飯盛ヶ城(※1)


東峰方面を見上げる(※1)

 マタエからは、急坂ではないが右へ左へのジグザグなルートが延々と続く。
 くじゅうの南方面から積乱雲がこちらに迫ってくるようだ。スコールでもあるかもしれない。


正面登山口近くからの由布岳を
振り返る(※1)

合野越えから(※1)
 

合野越えあたりにくると、雨雲がはっきりと迫ってくる。
 最初の計画では、飯盛ヶ城へもヒゴダイを見に行く予定だったが、スコールを回避したいのと疲れもあるので、正面登山口へ下る事にした。


塚原温泉 火口の泉


  その後、塚原温泉にて入浴する。
入った感想は、非常に酸性度が強く、顔を洗うと目が痛い。
直ぐに水で洗い流す事が必要だ。玄関横の看板の能書きには、「日本三大薬湯」のうちの一つらしい。
 熊本へ帰る途中の由布岳は、中腹よりすっぽりとガスに覆われ、激しいスコールに見舞われる。

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使用カメラは、NIKON D100
RAWで保存し、Nikon Capture4.3にて画像処理しています。
三脚「EL Carmagne443U」を使用

※1: TAMRON SP AF 17-50mm F/2.8 XR Di II LD Aspherical [IF]
※2:AF Micro Nikkor 60mm F2.8
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